Initialising ...
Initialising ...
Initialising ...
Initialising ...
Initialising ...
Initialising ...
Initialising ...
石岡 典子; 渡邉 茂樹; 飯田 靖彦*; 花岡 宏史*; 吉岡 弘樹*; 鈴井 伸郎; 松橋 信平; 遠藤 啓吾*
no journal, ,
本発表では、Fと同属であるBr(T: 16.0h, I: 57%)に注目し、Brの製造法並びにBr結合抗体(Br-NuB2)によるがん診断薬としての有効性について評価する。Brの製造は、Se(p,n)Br(直接法)及びBr(p,4n)Kr(T: 14.6h)Br(間接法)により行った。直接・間接法で得られたBrは、bromoperoxidaseを用いて抗体(NuB2)に直接標識後、担がんマウスにBr-NuB2を投与し、その体内動態を調べた。直接法及び間接法により得られたBrは、それぞれ243 MBqと11.5 MBq (E.O.B.)であった。担がんマウスにおけるBr-NuB2の体内動態については、Br-NuB2が腫瘍へ高く移行することを認めた。この結果は、Brを用いたがん診断薬剤の有効性を示している。
渡邉 茂樹; 飯田 靖彦*; 片渕 竜也*; 渡辺 智; 花岡 宏史*; 石岡 典子; 松橋 信平; 遠藤 啓吾*
no journal, ,
銅には多くの放射性同位体が存在し、それぞれが多様な特徴を持つことから、医学分野においてさまざまな利用法が期待されている。その中でも、Cuは(1)半減期が12.7hと現在利用されているPET薬剤に比べ長いことから、製薬企業などからの供給が可能になる。(2)壊変形式がEC+壊変(61%), 壊変(39%)と多様であることから、PET診断・がん治療の両方への応用が可能である、などの観点から注目されている。また、Cuは線放出核種で、(1)平均エネルギーが0.180.58MeV程度であり、5mm程度の小さな腫瘍の治療に適している。(2)半減期が長く(61.9h)、Cu-ATSMなどの銅標識薬剤が腫瘍に集積する時間と同程度で、長時間に渡り坑腫瘍効果が期待できることから、今後治療への応用が期待される核種である。今回、われわれは医学用新規放射性核種としてのCu, Cuに着目し、サイクロトロンによるCu, Cuの製造と化学分離、及びターゲットの回収方法について検討を行ったので報告する。